2021年1月5日付で、データを更新しました。

コロナめ・・・
というわけで、残すところあと1ヶ月を切ってしまった2020年です。
今年は、映画業界そして映画ファンにとっては、もうどうしようもない年になってしまいました。
制作の中断・中止、公開の延期、劇場スルーでストリーミングで公開などなど。
実際の興行収入の数字を見ると、業界がどのくらい落ち込んだかがわかります。
以下は、北米のデータになりますが
・現時点(12/6)での2020年の興行収入の総額は、2019年に比べて80パーセント減の20億3000万ドルです。
・現時点(12/6)での2020年の劇場公開本数は、2019年に比べて60パーセント減の300本です。
酷いですね、ほんと。
ただ、今が底だと思っていますし、個人的には楽しみは後に取っておくタイプなので、今後の映画業界の復活に期待して、今年の興行収入Top10を見ていきたいと思います。
(ランキングは、12/61/5付のBox Office Mojo、THE NUMBERSのデータを基にしています。)
世界映画興行収入ランキングTop10
10位 『Jin gang chuan』
英題:『The Sacrifice』
制作費:-
興行収入:1億7,400万ドル
9位 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』
原題:Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn
制作費:8,400万ドル
興行収入:2億200万ドル
8位 『Legend of Deification』
原題:『Jiang Ziya』
制作費:-
興行収入:2億4,400万ドル
7位 『ドクター・ドリトル』
原題:『Dolittle』
制作費:1億7,500万ドル
興行収入:2億5,100万ドル
6位 『ソニック・ザ・ムービー』
原題:『Sonic the Hedgehog』
制作費:8,500万ドル
興行収入:3億500万ドル
5位 『鬼滅の刃:無限列車編』
制作費:-
興行収入:3億1,800万ドル
4位 『TENET テネット』
原題:『Tenet』
制作費:2億500万ドル
興行収入:3億6,300万ドル
3位 『バッドボーイズ フォー・ライフ』
原題:『Bad Boys for Life』
制作費:9,000万ドル
興行収入:4億2,700万ドル
2位 『Wo He Wo De Jia Xiang』
英題:『My People, My Homeland』
制作費:-
興行収入:4億3,300万ドル
1位 『The Eight Hundred』
原題:『八佰』
制作費:8,000万ドル
興行収入:4億7,300万ドル
見事1位に輝いたのは
中国の超大作でした。
2019年の公開予定が中止になり、2020年になって改めて公開された作品です。
興行収入の99パーセントは、中国市場からでした。
(7位の中国の長編アニメ『Legend of Deification』も興行収入の99パーセントが中国市場からのものです。)
ちなみに
2019年の世界興行収入ランキングはどうだったかというと
(タイトル/興行収入/制作費)
1位『アベンジャーズ:エンドゲーム』27億9,800万ドル/3億5,600万ドル
2位『ライオン・キング』16億5,700万ドル/2億6,000万ドル
3位『アナと雪の女王2』14億5,000万ドル/1億5,000万ドル
4位『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』11億3,200万ドル/1億6,000万ドル
5位『キャプテン・マーベル』11億2,800万ドル/1億6,000万ドル
6位『ジョーカー』10億7,400万ドル/5,500万ドル
7位『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』10億7,400万ドル/2億7,500万ドル
8位『トイ・ストーリー 4』10億7,300万ドル/2億ドル
9位『アラジン』10億5,100万ドル/1億8,300万ドル
10位『ジュマンジ/ネクスト・レベル』8億ドル/1億2,500万ドル
でした。
ところで
なんでいま2020年のランキングを載せたかというと、ほぼほぼ決まりだろうと勝手に踏んでいたからです。
が
最後によくよく考えてみると、あと一か月で変動があるかもしれないと気づいてしまいました。
金額差が微妙なところもあるし、世界各国の興行収入の合計なので、まだデータが追いついていない国もありますからね。(ということは、完全に先走ってしまったわけですね、私は。)まあ修正があれば、年明けにまた確定版を出すことにします。
修正しました。
では、また。