宇宙、そこは最後のフロンティア・・これは宇宙船エンタープライズ号が・・
さて、宇宙人はいるのかいないのか。
オカルト界では、その存在を示す証拠が山ほど挙がっていますが、科学的には全くないという状況のようです。まあ、私個人としては絶対にいると思ってますけどね。いないと思うほうがナンセンスってもんです。
ひと昔前に話題になった、ロズウェルに墜落したUFOから回収した宇宙人の解剖フィルム。結局偽物という結論に至ったわけですが、その意図はいったい何だったのか。
それは、現在に至るまで続いている宇宙人に関する情報操作の始まりではないかと言われています。すくなくとも、米政府は宇宙人とのファーストコンタクトを済ませており、いずれその存在を公表したときに、市民がパニックを起こさないようにするために行われるものです。
いまでは、映画やドラマ、アニメに至るまで「宇宙人キャラ」がありふれた存在になっています。そしてその宇宙人の描かれ方も、グロテスクなものから地球人にそっくりなもの、好意的だったり敵対的だったり様々です。
それは、フィクションが実はノンフィクションだったと告げられた時に、市民がなるべく素直に受け入れられる環境を作っておきたいという意図によるものだそうです。米海軍が、UFOらしき映像を公開したのもその一環です。なるべく地球外のものに対する抵抗をなくそうという意図です。
ところで、アポロ計画が中止になった本当の理由って何だと思いますか?
それは、月がデス・スターだったからです。
このことが、米国が宇宙軍を設立するきっかけになったそうです。
というような、まことしやかな話はこのへんにして映画の話に戻ります。
2020年のサンダンス映画祭で受賞した今作は、宇宙人と交信するために30年に渡ってひたすら宇宙に音楽を流し続けた男、ジョン・シェパードを追った短編ドキュメンタリー映画です。16分という短い作品ですが、ジョン・シェパードの情熱というか執念みたいなものが見て取れます。
ジョンは、個人でプロジェクトを進めていましたが、世界的な地球外知的生命の探索に関しては、「SETI計画」が有名です。ただし、宇宙人の発見には至っていません。
ジョン・シェパードは、宇宙人と交信したいという夢をかなえるために、30年という歳月を費やしたわけですが、ついには資金が底をついてしまいプロジェクトは終了せざるを得なくなります。
結局、時間とお金と労力をただ無駄にした30年だったのでしょうか。
ネットフリックスの作品紹介にはこうあります。
そうなんです、宇宙ではなくて、地球上でより重要な接触に成功していたんです。
なんでしょう、『メン・イン・ブラック』よろしく、地球人に化けた宇宙人にでも接触したのでしょうか。
ところで、あなたはネットフリックスで何か見るまえに、作品ページの詳細タブを見たりしますか?出演者やジャンルなどが載っているのですが、そこに違和感のある表記がありました。

LGBTQ映画!?
宇宙人との交信に執念を燃やすサンタクロースの話じゃないんかいって思っていたわけですが、本編を見たらわかりました。
途中からジョン・シェパードはゲイだったという話になっていきます。彼はそのことをひた隠しにして生きてきたわけですが、ある日バーで一人の男性と出会います。彼の名はジョンです。ジョンがバーでジョンに出会ったんです。
お互いが一目見て、「あ、この人だ」と感じたそうです。
このへんでもうわかりましたね。
ジョンが30年かけた、宇宙人と交信するという夢は叶わなかったわけですが、その30年の間に地球上でより重要な人生のパートナーとなるジョンに出会ったという話です。

宇宙人:お、お幸せに・・。
配信:NETFLIX