『サンダーフォース~正義のスーパーヒロインズ~』ってどうなの?【感想】


2021年4月9日にリリースされた、ネットフリックスのオリジナル映画です。
1時間47分、日本語吹き替えありです。

主役を演じるのは、メリッサ・マッカーシー、そして彼女とリアルで20年来の親友でもあるオクタヴィア・スペンサー。
監督・脚本は、メリッサ・マッカーシーのリアルハズバンドであるベン・ファルコーネ。
制作したのは、メリッサ・マッカーシーとベン・ファルコーネが設立したOn the Day Productions、そしてベン・プラットのお父さんであるマーク・プラット(大物プロデューサー)が率いるMarc Platt Productions(「シカゴ7裁判」)となっています。

ちなみにこの映画、ファルコーネファミリー(ベン・ファルコーネ、メリッサ・マッカーシー、ヴィヴィアン・ファルコーネ、ジョーゼット・ファルコーネ)が全員出演しています。
そのへんは、なんかアダム・サンドラー的なキャスティングですね。
アダム・サンドラーも自身のコメディー映画なんかに、よくマブダチやら奥さんやら娘たちやら甥っ子やらを出演させてますからね。
いい悪いじゃないですよ、ただそういうキャスティングが多いっていうだけです。

ところで、映画やドラマを見るときって他人がその作品をどう評価したかって気になりますか?
見ようと思っていた作品が、SNSとか口コミサイトでボロカスに言われていたら見るのを止めますか?

私は、人の感想も読みますし、IMDbのレーティングもチェックしますが、それは自分が作品を見終わった後のはなしです。
へたに”ネタバレ感想”なんて書いてあるブログなんか読んじゃうと、特にドラマなんかはもはやそのエピソードを見る必要がなくなるくらいに、誰がどうしてどうなったとか親切丁寧に書いてあったりしますからね。
わりと上のほうに出てくるんですよ、そういうエピソードごとに親切に書かれてるブログが。


で、話を戻しますが、メリッサ・マッカーシーは2度のオスカーノミネートやエミー賞受賞など、数々の受賞歴、ノミネートがあります。
オクタヴィア・スペンサーにいたっては、オスカーもゴールデングローブも取っています。
そしてなにより、二人ともコメディー作品の出演が多いです。

となると、期待するなというほうが無理な話。

それで、いざ見始めたわけですが・・・ 

結果、途中でストップしないで、(なんとか)最後まで見ることができました。
なので、そこまでつまらなくはなかった、というのが正直なところです。
まあ、親指を上げるか下げるかっていったら下げますが。

よく言いますよね、”たいして面白くない”、”そんなにつまらなくもない”。
前者は5段階の4で、後者は、5段階の2です。

ここでIMDbのレーティングを見てみると、現時点で約12,000人の内の2,000人(17%)が10段階で1を付けています。
1ですよ1。
内容を読んでみると、
「よく予算を確保できたな。」
「ナンバーワンガーベッジムービー!」
「よく公開の許可が下りたな。」などなど
まあ、大半は単なる悪口です。

しかし、メリッサ・マッカーシーもオクタヴィア・スペンサーもかなりの高ギャラ俳優なので、その分悪口も大きくなってしまうのも無理もないのかなと思います。
実際、予算がどれくらいあって、二人がいくら出演料を貰ったかなんて知らないんですけどね。

ただちょっと監督なり俳優なりに聞いてみたいですよね、完成したものを見て面白いと思った?って。

DCやマーベルのヒーロー、ヒロインたちと比べるのは、(まあポスターを見た時点で)やっちゃいけないのが分かります。
しかし、ヒーローってイケメンでマッチョだし~ヒロインはスリムで美人だし~なんていう固定観念をぶち壊すキャラクターを登場させたのは、この映画の存在意義の1つになっていると思います。

ただちょっと残念だったのは、そのメリッサ・マッカーシーのキャラクターが、彼女が得意とする「気が強い・だらしない・でも実は優しい」という設定になっていたことです。
コメディーのメリッサ・マッカーシーは、この設定が多いですから、どうしてもなんか見たことあるような感じを与えてしまっているのが勿体ないところです。
また、二人が手に入れた身体能力に斬新さを感じることはできませんし、実は裏で薬をやっていた娘はフラッシュモドキですからね。

でも、生の鶏肉が大好物になってしまうという変化球を投げられて、オウェ~~ってなった人がかなりの数いたそうです。私も、ウンmッてなりました。このへんは新鮮でしたね、生だけに。
ちなみに、あの生の鶏肉は実際には梨を薄くスライスしたものに着色してそれっぽく見せていたそうです。

それから、なんといっても主役の二人を完全に超えるインパクトを世に与えたキャラクターがいましたね。

そうです、ザ・クラブ、カニ男。
なんなんでしょう、手がカニになってるジェイソン・ベイトマンて。しかも哀愁漂わせてるし。
いくらコメディー得意だからって、なんでこんなしょーもない役を受けたんでしょうか。経緯が知りたいです。


というわけで、新たなヒロイン像の誕生。
そして、ジェイソン・”クラブ”・ベイトマンを見れただけでも、1時間47分の価値があった(と思いたい)映画でした。

ちなみに、メリッサ・マッカーシー、ベン・ファルコーネ夫妻は、コメディーシリーズ『God’s Favorite Idiot』(16エピソード)をネットフリックスで制作する予定です。