NETFLIX『僕のミッシー』を見たらミッシーに惚れるかも・・


6月に入ってやたら暑くなってきましたが、動画配信関係も熱いです。
Disney+が日本に上陸しますし、Huluはppvを始め、ネットフリックスでは話題作が満載です。

で今回は、NETFLIX『僕のミッシー』の感想です。

NETFLIX『僕のミッシー
The Wrong Missy (2020) on IMDb
  • 『The Wrong Missy』
  • 2020年
  • アメリカ
  • NETFLIXオリジナル
  • 1時間30分
  • 字幕:英語・日本語
  • 音声:英語・日本語

予告編・あらすじ

婚約者と別れたティムは、祖母の紹介でミッシーと出会いますが、そのイカれっぷりに驚愕。

数か月後、もうこりごりだと出会いを諦めていたティムですが、偶然空港で出会ったメリッサと意気投合します。

それで気をよくしたティムは、社員旅行の同伴者としてメリッサを誘うことにしましたが、あろうことかメッセージを送った相手はミッシーのほうでした。

キャスト

■ティム・・デヴィッド・スペード David Spade

ミッシーに対する気持ちの変化に注目。

■ミッシー・・ローレン・ラプカス Lauren Lapkus

ミッシーのイカれっぷりが魅力的に映る人もいるはず。

■その他
Nick Swardson/Geoff Pierson/Jackie Sandler/Molly Sims/Sarah Chalke/Rob Schneider・・

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では感想

アダムズ・ファミリーばっかじゃないですか

アダム・サンドラーとその身内、マブダチをまとめて「アダムズ・ファミリー」といいます。
本作『僕のミッシー』を制作したのは、アダム・サンドラーの制作会社「Happy Madison Productions」。今回アダム・サンドラーはプロデュースのみですが、リアルファミリーが勢ぞろいしています。

嫁のジャッキー・サンドラー、甥っ子のジャレッド・サンドラー、そして二人の娘セイディーとサニー・サンドラー。

デヴィッド・スペード、ニック・スウォードソン、ロブ・シュナイダーは、マブダチです。また、3pシーンのバックで流れている曲を歌っているのは、ロブ・シュナイダーの実の娘エル・キングです。

ちょっとIMDbをほじくってみて分かったのですが、ハッピー・マディソンの作品には必ずと言っていいほどアダムズ・ファミリーがキャスティングされているんですよね。

まあ、自分の会社で作る作品をファミリーの受け皿にしていようが個人的にはどうでもいいのですが、どうやらアダム・サンドラーはファミリーをバックアップするのも好きなようで、有名なところだと『50回目のファーストキス』。ドリュー・バリモアと共演して大ヒットしました。

この作品でハッピー・マディソンは制作に関わっていましたが、アダム・サンドラー自身は役者としてのみでした。そこで監督に、「ジャッキーに重要な役を与えてくれ!」と要求しました。

そして、アダム・サンドラーに降りられたら困るので、監督はジャッキーの配役を変更したそうです。

この出来事でわかるのは、アダム・サンドラーは家族愛に溢れているということ。

うそです。

アダム・サンドラーは、メンドクセー奴だということです。

話を戻して

この『僕のミッシー』ですが、言ってみればアダム・サンドラーのファミリー映画なわけです。家族総出で、しかも主要なキャストはみんなマブダチ。

気心の知れたファミリーで、そしてローレン・ラプカス含め生粋のコメディアンをキャスティングして作ったコメディー映画ですからね。さぞかし笑かしてくれるのだろうと思っていたわけです。





が、

なにこの体たらく。

正直に言いますが、この映画を見て笑ってくれるのは、中学生ぐらいまでのキッズだけだと思います。

でもこの映画・・R15+ですから!ざんね・・。

例えば誰かのファンとかなら別ですが、私のようにキャストの誰か目当てでもなく、ただ単に笑える映画ないかな~なんて思って見た人にとっては、「さあ笑え!」と次々と襲ってくる下品でありきたりで押しつけがましいシーンの連続が、とても鬱陶しく感じてしまうはずです。

コマンテがティムに、酸素ボンベの咥えるところを執拗にベロベロしてから渡すシーンなんか見て笑えますか?ただ気持ち悪いだけでしょう。

要するに、ぜんぜん笑えないコメディー映画なんです。


でも、ミッシーというキャラクターは好きになりました。

この映画、ミッシーのイカレっぷりばかりがフォーカスされていますが、なぜか2回見てしまった私は気づきました。

ミッシーがハイテンションなわけ

誰かと一緒にいるとき、相手のテンションが高いと、こちらも何故か楽しく感じますよね。つまりこれは、ミッシーの相手に対する気遣いなんです。誰だってテンションが低い相手とはなかなか友達になれませんよね。

なのでミッシーは、自らテンション高めで相手と接することによって、フレンドリーな環境を作っているのです。ミッシーのノリの良さもそうです。なるべくその場を盛り上げようと頑張る人なのです。

優しさと頼りがい

初対面であるにもかかわらず、ボスの奥さんが悩んでいたら、進んで相談に乗ってあげたりするような優しさを持ち合わせています。

ティムの出世をサポートしようと、ボスに催眠術なんか掛けちゃったりするのは、手段は間違っていましたが、動機はとても純粋でした。

誰かの足が変な方向に向いてしまえば治してあげるし、誰かが溺れれば水を吐き出させてあげるんです。

優しくて頼れる女性なんてそうそういませんよ。

不思議ちゃん

とかいるじゃないですか。なんかフワフワしてたり、あっちのほう見てたり、雑草に話しかけたりするような人。

そういうみんな大好き不思議ちゃんも、見る人によってはただのイカレタ人ですからね。

それに比べれば、ミッシーなんかはイカレテルうちにははいらないことが分かると思います。本当にイカレていたら、ティムの「イカレ女と間違えた」というメッセージを見て、傷ついて帰るなんてことはせず、シーラ片手にティムを襲っているはずですから。

ほ~ら、ミッシーがだんだと好きになってきている自分を感じるでしょ?

結論

この映画を見るために、わざわざ時間を作る必要は全くありません。全然笑えませんから。「笑いの押し売り」がイラつきますから。

この映画に限らず、アダム・サンドラー(ハッピーマディソン)のコメディーって、見た人に低評価を付けられることが多いです。

それは何故かというと、単純に「コメディーのくせに笑えない」からです。

ちょっと失礼なことを言うと、恋愛映画なら主人公を美男美女にするだけで、アクション映画ならアクションシーンを派手にするだけで、SF映画なら映像を綺麗に見せるだけで、見た人が誰かに薦める根拠になりますし、それだけでも一定の評価は付けてもらえます。

でもコメディー映画の場合、笑えるかわらえないかが、ほぼすべてだと思うんです。なのでそういう意味では、この映画に加点要素が他にないのがイタイです。

なのでもしこの映画を人に聞かれたら、「全然笑えないし、ミッシーもたいしてイカレてない」としか答えられません。

それにしても、なんで2回も見たんだろう・・

配信:NETFLIX