Netflix「トールガール/Tall Girl」長身女子はいかにしてコンプレックスを乗り越えたか

予告編

あらすじ

背が高いことがコンプレックスのジョディ。そのことで、小さい頃からバカにされたりからかわれたりの毎日でした。 なるべく目立たないように、お洒落もせず、猫背で、極力地味に生活していましたが、ある日転機が訪れます。

自分よりも背が高くてイケメンな、スウェーデンからの交換留学生スティグに一目惚れしてしまいます。

キャスト

アヴァ・ミッシェル Ava Michelle・・ジョディ・クレイマンを演じている彼女はダンサーであり、シンガーソングライターであり、モデルでもあります。役では187cmの身長がコンプレックスになっていますが、実際の彼女はそのことを誇りに思っています。

グリフィン・グルック Griffin Gluck・・身長差16cmのジョディに惚れているジャック・ダンクルマンを演じています。日系人の祖母を持つ彼が役者としてのキャリアをスタートさせたのは3才の時です。そしてアダム・サンドラー、ジェニファー・アニストンと共演した「ウソツキは結婚のはじまり」がブレイクのキッカケになりました。出演作品 on Netflix

サブリナ・カーペンター Sabrina Carpenter・・ジョディの姉、ハーパー・クレイマンを演じている彼女は、歌手の顔も持っていてツアーでの来日経験もあります。ディズニーのTVシリーズ「ガール・ミーツ・ワールド」のマヤ・ハート役が日本では有名です。

ルーク・アイズナー Luke Eisner・・スウェーデンからの交換留学生、スティグを演じています。彼はミュージシャンでもあり、またラルフローレンやカルバンクライン、H&Mなどのモデルとしても活躍していました。

Paris Berelc・・リズはジャックを好きになる。出演作品 on Netflix
Clara Wilsey・・キミーはスティグの彼女。
Anjelika Washington・・ファリーダはジョディの親友。
Angela Kinsey・・ヘレインはジョディの母親。出演作品 on Netflix
Steve Zahn・・リッチーはジョディの父親。出演作品 on Netflix

「トールガール」の感想

自分のルックスを完璧だと思っている人なんて、そうそういないですよね。髪の色が嫌だとか鼻の形が変とか、胸が小さいとか髪が薄いとか・・

この映画は、そんな自分の嫌な所ばかりを気にして下を向いて生きていくよりも、それを自分の個性として受け入れることによって、前向きに、そして上を向いて歩いて行けるようになるよ、ということをジョディに例えて教えてくれています。

ジャックとジョディとみかん箱

ジャックとジョディは幼馴染ですが、ジョディにとっては恋愛対象には入っていない様子。しかしジャックは、みかん箱を持ちながらジョディにアプローチを続けます。

自分よりも背が低いからなのか、はたまた知りすぎているからなのか、それとも冗談と受け取っているからなのか、単なる長身フェチだと思っているのか。ジョディには、全くその気がありません。

ところで、自分を好きになってくれた人を好きになる人っているじゃないですか。別に好きでもない、何とも思っていなかった人から告白されてOKしちゃったり。あれっていったいどういう心理なんでしょうか。パートナーがいないと死んじゃう系の病気か何かでしょうか。

物語の最後で、ジャックとジョディとみかん箱がワンセットで登場します。あぁ、なるほどね~と納得してしまったわけですが、みかん箱である必要は全くありませんでしたね、何か意味があるのかと思ってましたが。

絶妙なインパクト感のサブリナ・カーペンター

女優としてのキャリアが、ほぼないに等しいアヴァ・ミッシェルに対して、サブリナ・カーペンターはキャリアでも知名度でも、評価でも圧倒的に格上なわけです。

さもすれば、主役を食ってしまってもおかしくないキャラクターだったのですが、助演という立場で絶妙に押し引きしていたと思います。

それでも爪痕はキッチリと残すタイプのようで、1番印象に残ったのはサブリナ・カーペンターだという人も少なくありません。

スウェーデンの俳優を使え(私の意見ではありません)

なんていうクレームが挙がってるようです。当然、スティグ役のことですよ。アメリカ人が話すスウェーデン訛りの英語が変すぎるとか、Netflixならそれぐらいわけないだろとか。

まあ日本人役にしたって、片言しか日本語が喋れないくせになりすましている韓国人俳優とか多いですからね。それだけ日系俳優が少ないってことなのかも知れませんが。常々その辺が残念でなりません。

最後に

“私は彼女よりも背が高いが、とても楽しい学生生活を送れた”なんて言っている人もいますが、「良かったね」としか返せないですよね。人の悩みって他人から見て大きいか小さいかじゃあないですから。

たった一つの悩み事が人生に悪影響を与えてしまうこともありますが、それを乗り越えよう、と気持ちを変化させるキッカケになるのは誰かの言葉だったり、人との出会いだったりするわけです。

ジョディの場合は、スティグとの出会いがそのキッカケでした。

これを単純にティーンの恋愛映画として見たら、てんで大した話じゃないのですが、はっきりしたテーマに沿って作られているので、その部分では、言いたいことは十分伝わっていると思います。ただちょっと「背が高い」だけでは弱かったかな。

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