少し前から、コロナの影響でネットフリックスオリジナル作品の吹き替え制作が止まっています。作品を再生すると左上にその旨案内が表示されます。
これは後から吹き替えを付けますよ、という意味合いで表示しているということでよろしいのでしょうか、ネットフリックスさん。
ということで、今回は『スウィート・マグノリアス』シーズン1#1「マルガリータとこぼれる本音」の感想です。
NETFLIX『Sweet Magnolias』

- 『Sweet Magnolias』
- 2020年
- アメリカ
- NETFLIXオリジナル
- 10エピソード
- 字幕:英語・日本語
- 音声:英語
予告編・あらすじ
シーズン1予告編
原作は、シェリルウッズの「Sweet Magnolias」。
舞台はサウスカロライナ州の田舎町セレニティ。
高校時代からの親友マディ、ヘレン、ダナ・スーの3人でスパを開こうという話になります。
キャスト
○マディ・タウンゼント

ビルとの離婚でストレスMAX。タイラー、カイル、ケイティの母親で主婦。
ヘレン、ダナ・スーの親友。
――ジョアンナ・ガルシア・スウィッシャー JoAnna Garcia Swisher――
1979年8月10日(アメリカ)
夫はニック・スウィッシャー、2児の母。
『ワンス・アポン・ア・タイム』(アリエル)
『ゴッシップ・ガール』(ブリー)など
○ヘレン・ディケーター

町を離れていた時期があったが、戻ってきた弁護士。
マディ、ダナ・スーの親友。
――ヘザー・ヘッドリー Heather Headley――
1974年10月5日(トリニダード・トバゴ)
夫はブライアン・ムッソ、3児の母。
『シカゴ・メッド』(グウェン)など
グラミー賞(2010)受賞
トニー賞(2000)受賞
○ダナ・スー・サリヴァン

レストラン「サリヴァンズ」のオーナー。アニーの母親。
マディ、ヘレンの親友。
――ブルック・エリオット Brooke Elliott――
1974年11月16日(アメリカ)
『私はラブ・リーガル』(ジェーン)など
○ビル・タウンゼント
マディの元夫で医者。同僚看護師ノリーンと不倫して、ノリーンが妊娠。責任を取る形でマディと離婚、ノリーンと結婚予定。
演じているのは、クリス・クライン Chris Klein。
○ノリーン・フィッツギボンズ
ビルの不倫相手。ビルの子供を妊娠中で、ビルと結婚予定。
演じているのは、ジェイミー・リン・スピアーズ Jamie Lynn Spears。
そう、ブリトニー・スピアーズの妹です。12年ぶりに女優復帰しました。
○マディの3人の子供
長男タイラー(Carson Rowland)は、シーシーの彼氏で高校の野球チームのエース。
次男カイル(Logan Allen)は、演劇に夢中。アニーのことが好き。
長女ケイティ(Bianca Berry Tarantino)は、可愛い。
○アニー・サリヴァン
ダナ・スーの娘。タイラーのことが好き。
ジャーナリスト志望。
演じているのは、アナリース・ジャッジ Anneliese Judge。
なんと今作が、女優デビューです。
○カル・マドックス
タイラーの野球チームのコーチ。マディを口説き始める。
演じているのは、ジャスティン・ブルーニング Justin Bruening。
では感想
巷では、マディがエイミー・アダムスに似てるとか、ヘレンがアンジェラ・バセットに似てるとか、ダナ・スーが『私はラブ・リーガル』の頃より2回り大きくなったとか言われています。
まあ、ブルック・エリオットに関して言えば、確実にサイズアップしているように見えますが、それが良いとか悪いとかいうつもりはサラサラないです。
だって『私はラブ・リーガル』当時、プラスサイズの女優についてどう思うか聞かれたときに、
「私は、アメリカ人の中では普通よ。」
と答えていたので、自分の中では普通なのでしょう。外野がとやかく言うことじゃないんです。そもそも何に対してプラスなのか。体形にプラスもマイナスもないと思いますが。
で
第一話ですが、マディとビルが財産分与で揉めるシーンから始まります。
そこで、家はうっぱらってそのお金を分けようというビルの提案に、マディがキレてしまいます。「神は、あなたを創造されたことを後悔してるわ!」
離婚するにあたって一番揉めるのは、やはりお金のこと。できるだけ相手から分捕りたいはずですから。
そこで重要になってくるのが、相手の隠し財産を見つけられるかどうか。秘密の口座とか仮想通貨とか、はたまたどこかに隠してある現金とか。
とくに家計を握ってるほうは、必ずと言っていいほど相手には内緒の資産があるそうです。まあ、そういう隠し資産を作るというのは、ある意味自己防衛のなので一概には否定できない部分ではありますが。
ビルって
本当はマディと別れたくはなかったんじゃないかと思います。なぜかというと、ノリーンが妊娠したことに責任を取る、というふうに言っていたからです。
もしノリーンに本気だったら、そんな言い方はしないはずです。さらに、ノリーンに対する表情と、子供やマディと接しているときの表情がまるで違うことです。この辺は役者の演技力によるところが大きいですが。
ビル的には、子供は当然愛してるが、マディとは結婚して長いしちょっとマンネリ気味。そこへ自分に好意を持ってくれているノリーンがいて、ちょっと手を出してたらマグナムが暴発しちゃった、といったところでしょう。
本気じゃないから浮気なわけで、本心では家族のもとにもどりたいはず。でもノリーンが妊娠(ビルは本心では嬉しくない)してしまい半ばしょうがなく責任を取る、という形になったわけです。
いや、勝手な想像なんですけどね。
ちょっと違和感
このドラマ、制作発表時点でマディ役は、モニカ・ポッターでした。後にジョアンナ・ガルシアに変更になりました。が、ジョアンナ・ガルシアは見事にマディ役にハマってます。ファンになりました。
個人的に思うのは、母親役は実際に母親の役者にやってほしいということ。子供に対する接し方が自然なんですよね。
で、唯一違和感を感じてしまうのが、ブルック・エリオットが母親役をやっているということ。娘のアニーに対する愛情が全く感じられないんですよ。べ別にブルック・エリオットが好きじゃないからとかそういうんじゃないですよ。
ただ、素直に母親役に向かないって思っただけです。まあ慣れなんでしょけどね。
では、このへんで。