AMAZON『7500』を見て思ったこと


ちょっと思ったのが、アマゾンオリジナルとして配信するんだからもっとアピールすればいいのにって。お客さんの呼び込み要素になるでしょうに。

Huluさんの『The Head』推しとかどうでしょう、見習ってみては。劇中では全く山下さんは推されていませんが、外ではかなり推しが激しいですよね。

まあその話は置いておいて今回は、Amazon『7500』の感想です。

Amazon『7500
7500 (2019) on IMDb
  • 『7500』
  • 2019年
  • ドイツ、オーストリア
  • AMAZONオリジナル
  • 1時間32分
  • 音声:英語
  • 字幕:日本語

監督は、2016年アカデミー賞で、アカデミー短編映画賞にノミネート(『Everything Will Be Okay』)されたパトリック・ヴォラースで、今作が初の長編映画です。

この映画『7500』は、アマゾンがドイツ、オーストリア、スイスを除く全世界での配給権を獲得した作品です。ちなみに、アマゾンは制作には関わっていません。

予告編・あらすじ


予告編

トバイアスが副操縦士を務める、ベルリン発パリ行のエアバスが離陸直後にイスラム教のテロリストにハイジャックされそうになります。

コックピットに侵入してきた犯人が機長を殺してしまいますが、トバイアスが負傷しながらもなんとかその犯人を拘束、コックピットへの扉を施錠することに成功します。

しかし扉の外では、他のテロリストたちが、扉を開けないと人質を殺すと脅してきます。

さあどうする、トバイアス。

キャスト

●トバイアス・エリス

By Gage Skidmore, CC BY-SA 3.0, Link

演じているのは、ジョセフ・ゴードン=レヴィット Joseph Gordon-Levitt

1981年2月17日(パリス・ヒルトンと全く同じ)
アメリカ・ロサンゼルス生まれ
妻はターシャ・マッコーリーで、二児の父。

●その他

Omid Memar・・Vedat
Aylin Tezel・・Gökce
Carlo Kitzlinger・・Michael
Murathan Muslu・・Kenan
Aurélie Thépaut・・Nathalie
など

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では感想

まずはじめに疑問に思ったのは、タイトルにもなっている「7500」とは何の数字かということです。

高度かな?と思ったのですが、調べたら分かりました。高度じゃなくてコードでした。もう一度言いますが、この「7500」というのは、高度ではなくてコードです。

何のコードかというと、飛行機がハイジャックされたときに、犯人にバレないようにそのことを管制に知らせるために、トランスポンダーに打ち込むコードだそうです。

謎が一つ解けましたね、高度ではなくてコードでした。

買っちゃった

ということで、この映画を製作するにあたってエアバスを購入したそうです。

なにせ、99%のシーンはコックピットの中なので、よりリアリティを出すためには本物が必要だったということのようです。

とはいうものの、見ているほうはだんだんと飽きてきます。だって背景も登場人物も変化しないですから。

でも、なんとか飽きさせないように頑張っていたのが、トバイアス役のジョセフ・ゴードンです。映画の85%ぐらいはジョセフ・ゴードンの顔なので、まあ、いってみればこの映画、ジョセフ・ゴードンの一人芝居を見ているようなものです。彼自身の演技力を世間に知らしめるのに一役買ってます。なので、ジョセフ・ゴードンのファンにとっては、永久保存のヨダレ作品になることうけあいです。

そういう意味では、ジョセフ・ゴードンにとっては(当初のトバイアス役はポール・ダノでしたが)キャスト変更による棚ぼたと言ってもいいかもしれません。

肝心のストーリーはどうかというと、私でも予想できてしまうような展開でした。

あのテロリストの少年は、絶対仲間を裏切ると思っていましたが、本当に裏切りました。空港に着いて、窓を開けて、話をしよう、なんて言われて絶対外から撃たれると思ったら、本当に撃たれました。

どうせこいつはこうなるんだろ、なんて思いながら見ていて、本当にそうなったりすると嬉しい反面がっかりしてしまうのは、私だけではないはずです。なんていうんでしょう、意外性がまったくありませんでした。

そもそも何なのでしょう、飛行機丸ごとハイジャックするのに、テロリストの武器がガラス片だけって。ハイジャックを舐めてますよね。しかも犯人の数が少ない、4人でしたっけ。

多勢に無勢でしょう、武器がガラス片だけだってバレれば、何十人といる乗客にボコられるのは必然ですよ。トバイアスの機内放送で案の定ですよ。

それにいくら少年だからって、「助けて!」なんて叫ぶテロリストがどこにいますか。イスラムの神がため息ついちゃいますよほんと。

では

そんなしょっぼいテロリストを使って何を見せたかったのかというと、トバイアスの負の感情すべてだと思います。

テロリストに襲われる恐怖、恋人を殺された悲しみや怒り、自分が乗客を守らなければならないというプレッシャー、コックピットの中という密室での緊張感。

トバイアスを通して、それらの感情を共有することができるはずです。

ところで

みんなそれぞれ、映画やドラマで「こういうシーンが好き」というのがあると思いますが、私もこの映画の中で好きなシーンがありました。

トバイアスと恋人がキスします。それで恋人が、付けてしまった口紅を拭うように指で優しく擦る、というシーン。

いろいろな作品で、親子であったり恋人同士であったり、夫婦であったりと様々ですが、毎回このシーンにゾクッとくるのは私だけではないはずです、たぶん。



キモい?

・・

ではまた。

配信:AmazonPrimeVideo