シーズン1

#3 秘密の代償/We’re Being Punked, Pedro

#3 あらすじ

前回フットボールの試合で騒ぎを起こしたチームのメンバーと、禁止されている黒魔術を使ったホープは、罰としてゴミ拾いや壁の落書き消しなどの、社会奉仕活動の刑に処せられます。

ランドンとラファエルは学校を去り、狼人間の能力を使って小遣い稼ぎをはじめます。

一方学校には、またもやナイフを狙う魔物が現れます。リジーは魔物の石化攻撃がヒットしてダウン、校長からナイフを奪いとった魔物ですが、リジーが先に機転を効かせていたおかげで、学校の外へ出ることができません。

#3 感想

謎のナイフを追う者(その2)

その名は「ガーゴイル」
14世紀のフランスで、謎のナイフを祀っている人間たちを守っていました。人間の守護者という立場から、ナイフを奪いに来た魔術師たちを、その絶対的な破壊力で返り討ちにするほどでした。人間に危害を加えることはありませんが、超自然的な者に対しては敵対心を抱いています。

因みに、中の人はCheetah Plattという俳優兼スタントマンの方で、この「レガシーズ」では、なんと3つの魔物役で出演しています。

懐かしい人

ラファエルとランドンは、あからさまに狼人間の能力をひけらかしていたために、狼人間ハンターに狙われてしまいます。しかし幸いにも、アラリック校長に頼まれて2人を探していたジェレミーに助けられることになります。

「ヴァンパイア・ダイアリーズ」を見ていた人なら、お分かりだと思いますが、そうです、エレナの弟ジェレミーです。この立派な大人に成長した姿を見たファンが、歓喜の雄叫びを上げたとか上げないとか。

なかなか打ち解けられないホープ

過去の体験から、なかなか周りに馴染めず、また自ら壁を作っているようにも見えるホープ。多分ホープは、自分に関わる者はみんな傷つくと思っているのでしょう。

ホープがどんなふうに生きてきたかをアラリックは知っているので、無意識のうちに自分の娘以上に気にかけてしまうところがあります。ホープの方も、アラリックだけには全幅の信頼を寄せているように見えます。

そんなホープとアラリックの関係に苛立ちを覚えているのが、リジーとジョージーです。自分達の知らない秘密をホープとアラリックが共有していること、ガーゴイルに襲われそうになったホープをアラリックが身を挺してかばったこと。

簡単に言ってしまえば嫉妬なのですが、母親が近くに居ない分、父親からの絶対的な愛情を受けたいという気持ちがヒシヒシと伝わってきます。

人間の血を吸うヴァンパイア

ヴァンパイアは血を吸わないと生きていけないわけですが、サルバトーレ寄宿学校では人間の血を吸うことは禁止されています。しかし隠れて吸っている奴はいるわけで、バスの中でデイナの血を吸っているところをMJに見られたケイレブもその一人です。

これは一見浅はかな行動に見えますが、ヴァンパイアの本能に従った行動であるとも言えます。後々問題になるのは確実なのですが、今以上にタガが外れると大変なことになるので、厳しい処遇を求めたいところです。

神話が現実に

最後にサルツマン校長が生徒たちに話していますが、今まで神話の世界の生き物だと思われていたドラゴンやガーゴイルの出現で、その考えが覆されたと。

まあ人間にしてみたら、あなた達も相当な魔物なわけですけど、それは置いておいて、これから襲ってくる魔物コレクションを楽しむのもいいかもしれません。

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